この距離感で、被写体が浮き立つ描画。
やはりノクチは(日中なら)特に曇りの日が楽しい。
この距離感で、被写体が浮き立つ描画。
やはりノクチは(日中なら)特に曇りの日が楽しい。
諸君は僕を、「ほがらか」でないといふ。
しかし、そんな定規みたいな「ほがらか」なんぞはおやめなさい。
中原中也 「酒場にて」から一部抜粋
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レンズのボケ味にしてもそうだが
明確に美しいとされる定規みたいな基準はないと思う。
収差まみれのグルグルはそれはそれで美しいし
2線傾向が強くてもそれはそれで美しいわけで。
ノクチを入手してから、改めて過去に自分が使った
大口径レンズのボケ味を見返している。
NOKTON5011については
中央のボケ味は溶けるように美しいんだけど
画面周辺になるほど
アウトフォーカスの点光源からもわかるように
ボケ方が複雑になるから
なんとも一言では表現できないボケ味だなぁと。。
発売当初は球面ノクチと比較される事も多かったレンズだけど
中央以外はかなりボケ味が異なるモノと感じる。
ノクチの周辺減光が強烈すぎて
隅の空が白トビしてない…笑
悩んだ末に
Type IIに乗り換えてしまいました。
ブラックペイントの美しさだけでなく
指標がレッドスケールなのがカッコよく
35mmのズミクロン(1st Black)に
球面の35mmズミルックスを足したようなフォルムで
これは・・・もう・・・狙ってるでしょ。。
もうね、本歌取りしてる感がズルい。。
(Type-Iの更にクラシカルな佇まいも捨てがたかったんだけど)
コシナの後出しジャンケンに負けた気分でもある…笑
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