諸君は僕を、「ほがらか」でないといふ。

Leica M (Typ240) + NOKTON 50mm F1.1
Leica M (Typ240) + NOKTON 50mm F1.1

諸君は僕を、「ほがらか」でないといふ。
しかし、そんな定規みたいな「ほがらか」なんぞはおやめなさい。

中原中也 「酒場にて」から一部抜粋

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レンズのボケ味にしてもそうだが

明確に美しいとされる定規みたいな基準はないと思う。

収差まみれのグルグルはそれはそれで美しいし

2線傾向が強くてもそれはそれで美しいわけで。

ノクチを入手してから、改めて過去に自分が使った

大口径レンズのボケ味を見返している。

NOKTON5011については

中央のボケ味は溶けるように美しいんだけど

画面周辺になるほど

アウトフォーカスの点光源からもわかるように

ボケ方が複雑になるから

なんとも一言では表現できないボケ味だなぁと。。

発売当初は球面ノクチと比較される事も多かったレンズだけど

中央以外はかなりボケ味が異なるモノと感じる。

ULTRON3520 Type-II

Leica M (Typ240) + ULTRON Vintage Line 35mm F2 Aspherical
Leica M (Typ240) + ULTRON Vintage Line 35mm F2 Aspherical

悩んだ末に

Type IIに乗り換えてしまいました。

ブラックペイントの美しさだけでなく

指標がレッドスケールなのがカッコよく

35mmのズミクロン(1st Black)に

球面の35mmズミルックスを足したようなフォルムで

これは・・・もう・・・狙ってるでしょ。。

もうね、本歌取りしてる感がズルい。。

(Type-Iの更にクラシカルな佇まいも捨てがたかったんだけど)

コシナの後出しジャンケンに負けた気分でもある…笑

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Leica M (Typ240) + ULTRON Vintage Line 35mm F2 Aspherical